和具漁港では、海の女神である市杵島姫命を常日頃から信仰し、代々お守りしてきました。
この港に大漁をもたらしてくれる女神が年に1度、大島の祠に帰ってくるお祝いのお祭りが潮かけ祭りです。

この日の早朝、漁をして得た初物の魚たちを女神にお供えすることで、日ごろの感謝とこれからの安全、大漁を祈願します。
祭りではみこしや太鼓の披露が行われ、地元の子どもたちによるダンスなども見ることができます。

そして午後になると、なんと港では海水をかけ合う「潮かけ」が始まります。
女神のいらっしゃる海の水をかけ合うことで穢れを祓い、清められると考えられ行われますが、この迫力のすごいこと。
辺りは飛び散る水しぶきで視界が遮られるほどです。

また、祭りのフィナーレを飾るのは花火大会。
大島の海と空を美しい光が染め上げます。