恵那市串原にある中山神社は、串原の総氏神。539年に大和国吉野郡の金峰神社から勤請したと伝わる、歴史のある神社です。
社伝では金峯山明神が犬の背に乗ってきたとされていて、山犬を御神使としています。土焼きの山犬像「お犬さま」がお守りとなっています。

五穀豊穣・無病息災を祈願する中山神社大祭は、毎年10月の第3日曜日に開催されています。
県重要無形民俗文化財に指定されている、勇壮な中山太鼓が奉納されることで有名。戦国時代、甲斐の武田勝頼がこの地に攻め入った際に、串原の武士たちが味方の士気を鼓舞するため、太鼓を打ち鳴らし続けた故事に由来する太鼓です。