岐阜県恵那市岩村町は、三万石の城下町としての長い歴史を持つ場所。岩村城跡をはじめ、今も情緒あふれる歴史の町並みや旧跡が残る史跡観光の町です。
その岩村町で毎年10月第1土・日曜日に開催されるのが、岩村秋祭りです。
八幡神社と武並神社のお祭りで、五穀豊穣・家内安全などを願う村祭りでもあります。

御神体を乗せた神輿と時代衣装を身につけた総勢およそ300人が、武並神社から岩村本町通りを経て、八幡神社まで練り歩きます。翌日、神輿は行列によって武並神社に帰ります。岩村城を築いた加藤景廉の子である景朝は、武並神社に配神として祀られていて、父の加藤景廉は八幡神社に祀られています。この秋祭りの神輿渡御は、年に一度の親子の対面です。
歴史の街ならではの、由緒ある祭りです。