草津温泉、初夏の風物詩である「氷室のふるまい」。
昔、湯宿の主人たちが白根山の溶岩流の谷や氷室の洞穴の中の天然氷を取り出し、その氷に石楠花の花を添えて、湯治客の食膳に供し、無病息災を祈念したことが始まりとされ、今に受け継がれてきました。
当日は、氷室の天然氷を採取し、その氷に石楠花を添え神前に供える「氷奉納の儀」などの神事から始まり、その後草津温泉に訪れたお客様に厄よけなどの願いを込めて、あずき氷や湯茶、和菓子等のふるまいが行われます。