栗橋駅東口を出ると左手に小さな神社のような建物が見えます。これが静御前のお墓です。
静御前は、奥州に向かう途中義経の死を知り、悲しみのあまりこの地で文治5年9月15日に亡くなりました。当時栗橋の地にあった高柳寺に葬られたと伝えられていますが、現在では駅前にお墓を建て、命日である9月15日に法要が行われます。
春になるとこのお墓の回りに”静桜”が咲き誇ります。この桜は、静御前が義経の菩提を弔った際に、桜の木を植えたとされ、その原木を接ぎ木したものだそうです。思わず手を合わせたくなる悲恋ですね。