香取神宮の祭神、経津主大神は鹿島の武甕槌大神とともに出雲を平定した際に、功を奏した神々をねぎらいもてなすための宴を開いたという古事よりはじまりました。経津主大神は神無月に国中の神々が出雲にお集いされる時も、香取の護国のために離れません。出雲より帰路される神々が香取神宮に立ち寄る際にお迎えするのが大饗祭です。こちらは、香取神宮独特の新穀感謝祭とされ、かがり火がたかれる中、たくさんのお供えものが奉納され大和舞も行われます。

大饗祭には多くの人々が観覧に訪れ、静かに見守ります。