平安時代初期の承和5年(838年)に慈覚大師の開基と伝えられてる、坂東33ヶ所観音霊場の第28番札所にあたる寺院です。
ご本尊は十一面観音菩薩であることから滑河観音と呼ばれ、延命・安産・子育て・守り本尊として古くから親しまれています。
毎月18日にご本尊様の縁日がありますが、1年で一番盛り上がる縁日は11月18日の「木まち」です。
木まちの由来は、明治から大正の初期にかけて馬を取引する「馬市」として行われていたことにあります。
鉄道の開通により当時の様子は廃れてしまいましたが、現在は植木市に代わり縁日は継承されています。
当日は、露天のほか芋やゴボウなどの地元特産品が並ぶ市が開かれ賑わいます。
華麗な衣装に身を包んだ可愛らしいお稚児の錬供養や和讃衆の行列も、見どころのひとつ。
午前中には観音堂で所願成就、家内安全等の護摩修行が行われるそうです。