毎年1月初旬早朝、中島区の若衆たちが掛け声も勇ましく厳寒の海へ飛び込んで、長さ5mあまりの竹の先に御幣をつけた「梵天」を海中に立てるという勇壮な行事です。海岸では行人(ぎょうにん)たちが般若心経を唱え、五穀豊穣・浜大漁などを祈願します。
江戸時代の元禄年間に、ふりかかった災いを出羽三山信仰によるご利益で解決したことから始まったと伝えられており、この年に成人を迎える若者が中心となる一種の成人儀礼として、300年以上続いてきた民俗行事で、「木更津中島の梵天立て」として国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財にも選定されています。
歴史ある貴重な行事をぜひご覧ください。