毎年9月の最終日曜日に行われる鴨川市吉尾地区の祭礼では、千葉県無形文化財指定の神事「吉保八幡神社の流鏑馬(やぶさめ)」が奉納されます。もともとの起源ははっきりしませんが、社伝によれば、鎌倉時代中期までさかのぼるといわれています。

疾走する馬に乗った射手が的をめがけて矢を放ち翌年の農作物の豊凶を占います。的は3つあり合計9本の矢を3回射ります。3つの的は早稲・中稲・晩稲を表し、3本の矢は早生・中生・晩生を表します。的に当てることよりも、放った矢の当たり外れによって、天からのお告げ(ご託宣)がもたらされると考えられているため、的から外れることにも重要な意味があります。

この機会に古式ゆかしく執り行われる神事をご覧になってみてはいかがでしょうか。