お茶壷道中行列は、5月に行われる「茶詰めの儀」からつながっている行事です。
徳川家康公が、冷涼な井川大日峠のお茶藏屋敷に新茶を保存し、晩秋に熟成した茶葉を使って駿府城でお茶会を開いたという故事にちなんで再現したものです。

5月に保存したお茶を「蔵出しの儀」で取り出し、「お茶壷道中行列」で時代衣装に身を包んだ一行が久能山東照宮まで運びます。その後、「口切りの儀」でお茶を取り出し奉納します。
静岡の歴史や文化、産物を感じられる行事です。