お祭りの舞台である長井には市内に十数社に渡る黒獅子があり、神社ごとに顔や舞が異なる黒獅子を見ることができます。
各神社に奉納されている黒獅子は、警固に先導され長井市内の氏子を一軒一軒回りながら練り歩き、払い清めていきます。
九野本 稲荷神社の獅子舞が行われたのは、明確ではありませんが今から約240年前、野川の大洪水で荒れてしまった田畑を復起させ、二度と災害が起こらないようにと神に祈ったことが始まりと今日に伝えられています。
境内で舞う獅子舞の中で、顎を引いてにらみをきかす勇壮な姿や、警固掛りの際に獅子の4本の足が警固の足に絡みつき、格闘する姿は他の獅子舞では見られません。