「遠州大念仏」は遠州地方の郷土芸能のひとつで、初盆を迎えた家から依頼されると、その家を訪れて庭先で大念仏を演じます。

大念仏の一行が初盆の庭先に入ると、太鼓を中心にして、その後ろに双盤(そうばん)を置き、音頭取りに合わせて念仏やうたまくらを唱和します。そして、太鼓を勇ましく踊るようにして打ち鳴らし、初盆の家の供養を行います。

毎年7月15日には三方原合戦の死者の供養として、犀ヶ崖にて遠州大念仏が演じられます。