伏見稲荷の稲荷祭は毎年4月20日頃より行われ、5月3日に行われるこの「還幸祭」でクライマックスを迎えます。4月の神幸祭で御旅所におとどまりされていた稲荷大神様が伏見稲荷大社へ戻るのが「還幸祭」です。

美しく飾られた30数台の供奉列奉賛列を従えた5基の神輿は、途中東寺の僧侶による「神供」を受けたあと約2時間にわたり京都市内の氏子区域を巡航した後ご本社に到着します。引き続き神輿よりご神璽が本殿へ奉遷され、無事の還御を称えます。

翌4日は後宮祭が本殿において斎行され、約2週間におよぶ稲荷祭りは終了します。